三つ子妊娠・双子出産 2 | ドタバタ車椅子生活記

三つ子妊娠・双子出産 2



ポン助&コモモの場合

不妊治療の末に...

さて、切迫早産一歩手前のモモ

転送先の希望(子供病院の直ぐ側の系列)
を主治医に告げました。

でも、ベッドの空きがないとかで
主治医の判断のもと


NICUのある総合病院へ転送になりました

救急車に乗せられ1時間ちょっと。。。


余談。。。
救急車って乗ってみないとわからないんだけど
とにかく、緊急車両が近づいたら
速やかによけてくださいって感じ。
頭部が運転席の方で足がハッチの方にあるじゃない?
避けてくれないと
とにかく、ブレーキを掛けられちゃうの


そうすると、
具合の悪いモモなんて
頭が上にずれてずれていくから
腹圧掛けてはいけないけど踏ん張っちゃうし
内臓は、ブレーキと一緒に上に上がってくるし
気持ち悪いし。。。思いっきりげっそりでした。
極力はじに避けようと思いました。



げろげろになりながらなんとか到着


主治医の話では、


いつお産になっても良いようにNICUのある病院に
移るんですから、すぐに生むわけではないですよ
なるべくお母さんのお腹に居る方が良いんですから。。。



と言われていたので安心していました。

しかし、

総合病院のDrの診察で
すぐに帝王切開
胎児を出した方が良いと判断されました。


『え!話しが違うよぉ~』


そんな思いをよそに家族に説明され
OPの準備が始まっていました。

モモのココロの準備も何も有ったモノではない状態

4時に転送されて
術前検査をてきぱきとすまされ

6時からOP開始

OP室に入ると学生さんらしき人が。。。5人だったかしら?


聞いてないよぉ~(;_;*)
するとDrが、学生の見学を許して欲しいといわれ
もぉ~こんな状態嫌だけど。。。



双子で7ヶ月の切迫早産で、
まして双子で、一人足が出てるなんて
滅多にないんだろうなぁ~
とおもい
承諾しました。




でもでも、な・なんと男の子が居たんです。


勘弁してよぉ~
モモの気持ち的も不安なんだからぁ~っ




結構ショックでしたね


でもやっぱり
立派な看護士さんになってねってかんじで承諾でした。



腰椎麻酔をされましたが、効かないんです。
お腹に冷たい液を当てられて
かんじすぎぃ~~って感じで
追加で三回腰椎麻酔をされました。
やっと、感覚が無くなって
OP開始です。

カチャカチャと器具のふれあう音
お腹の中を引っ張られるような感覚


暇だったモモはキョロキョロ (・_・ ) (
・_・) キョロキョロ

『ん?』


あれはなに??


上を見るとライトに反射してる何かが見えます。
『( ゚o゚)ハッ。。。あれはまさしくモモのお腹の中』


興味津々のモモは、凝視
おぉ~ってかんじでした。
しかし、余裕はそこまで。。。
なんだか、
気持ちが悪くなってきたんです。


吐き気がしてきて
お腹切り開かれてるのに吐きそうなんです。


でも、モモは密かに心配しました
吐く腹圧で内蔵が飛び出たらどうしよう。。。
どうしようもなくなったモモは、


『すみません。。気持ち悪いんですけど』


そのとき知ったんですけど
血圧が上52まで落ちていたようです


すぐに注射で血圧を上げられたと思うんですけど
気分は良くなりました。

最終
出血も2000CC
帝王切開なので多少多いとは聞いていましたが
2000!!ってびっくりでした。



そして、お腹が引きつれるような感覚があり


『おぎゃぁ~』と一瞬だけの鳴き声
生まれた?
Drの声『生まれたよ』
続いて、ずりずりと引きずり出されるような感覚



『・・・・』
Drの声『2人目生まれたから』


もう一人のDrの声
『緊急だから赤ちゃんの顔見れないけどいいね?』


え?なんで?一人は泣いたよね?
ええ?もう一人は?泣いてないよ??


2番目に生まれた赤ちゃん大丈夫だよね??

OP室には産婦人科のDr3人と小児科のDr2人が入っていました。


生まれた子は、小児科のDrが処置中でした。
看護婦さんの声が飛び交います。
子供に呼吸器が入らないと。。。Drが入れられないようです。

『このまま上に行く』そうDrが怒鳴りました。

後から母に聞いたんですけど
   


クーペの中に小さな赤ちゃんが居て
Drが酸素をシュパシュパ手で送って居たそうです。



看護婦の母が見ていてただごとじゃないと
わかったそうです

術後の処置が済んで病室に戻ったのは
3時間後でした。
OP自体は1時間30分だったようです。

術後はとても痛かった(;_;*)
誰も部屋に居なくて良いわぁって感じ。。。
空気が動くだけで痛いような幹事がしました。

でもでも、それ以上に双子は辛い辛い
4ヶ月を過ごしていました。

術後すぐにうちの人が呼ばれ説明が有ったようです。
あまりに状態が良くないと。。。
低酸素状態が続いていたのと、
(二人とも仮死産蘇生でした)
肺が未熟(7ヶ月で早産なので肺が出来ていない)
心臓に欠陥があることが
一番のネック
でも
人工呼吸器とたくさんの医療機器に守られて
そして懸命に生きている
管はいくつもいくつもついていて
でも、このときはモモはまだそんな状態だとは
知りませんでした。


うちの人は直ぐにモモには話してくれませんでした。



術後しばらく歩くことが出来ませんでした。
2000CCの大量出血で極度の貧血になっていました。

『赤ちゃんは?』モモの問いかけに



『大丈夫だよ。ちゃんと生きてる。』
そう答えるしかかなったとうちの人は言います。


『よかった。。。』
ほっとして、寝入ってしまいました。




続く・・・

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